近年の「ファッション離れ」について
若者の◯◯離れ、、、
そういった言葉をニュースで度々耳にします。
では、ファッションはどうなんでしょうか?若者はファッションからも離れていってるのか?
答えはYESだと思います。
意外な答えでしょうか?
そもそも、若者の◯◯離れって大抵のことがお金がないことに起因するんですよね。残酷な現代社会で自信を無くした大人達が、バブル期の古きよき絶頂の時の価値観から、今の若者の見てああだこうだ憂さ晴らししたいがために言うんです(大いに偏見)
ですので、若者のファッション離れはおそらく日本が景気の良かった時代と比べると当然進んでいるとは思いますし(服は贅沢品、嗜好品という性質を持つので仕方ない)、ドメスティックブランドブームや、海外ラグジュアリーブランドブームの頃と比べると、それらを購入する若者が減るのも仕方ないかと思います。
しかし、実はここ数年の間、流行の最先端をいってるとされる若者がコムデギャルソンやヨウジヤマモトの一着5〜10万円以上するジャケットやパンツを身につけているのをよく見かけます。ヨウジヤマモト社なんか過去最高益を叩き出しているくらいですしね。
このような、昔より少ないお金から上手くやりくりしハイブランドの服を買う若者(特に男性にこの傾向が見られる)や、男性のファンデーション購入客の急増を見ても、まだ「若者のファッション離れが酷い」などと言えるのでしょうか?
最近のアパレル業界がなにかとすぐに「ファッション離れ」を口にする現状には、今まで安かろう悪かろうの商品を作り、まともにファッションをせず、怠慢にコスパの悪い商品を売りつけることで、顧客から「生活におけるファッションの価値、重要性」を奪った張本人達の「責任転嫁」ではないかと正直思ってしまいます。
ですので、僕はこの国内モードブランドの再活躍にこそアパレルメーカーや商社の人々が考えるべき戦略の鍵があり、かつ「本当のおしゃれさん」になる鍵があるかと思います。
次回は、今回の内容に続いて「アルバイトだけでどうやってそんな高い服を買えるの?」や「そもそもどんな国内ドメスティックブランドがあるのかがわからない」ということについて語っていきたいと思います。
今回はかなり堅苦しいビジネス寄りの記事になってすいません。笑
ただ、今のファッション界において「消費者」と「生産者」にどんなギャップがあるのかを説明しておきたかったんです。「生産者」が仕掛けたズレたファッションを享受してたら、いつまで経ってもオシャレになれないですからね。笑
次回はもう少しポップにブランド紹介していきますね!
ではまた!!
ざいじぇん!!